The Voodoo-Gang / Return Of The Turtle - Old and New Songs From Africa (LP)

Enja Records | enja 4064 | GER | 1984 | M: VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Mbanda O Nga So 2:07
A2: Mane N'nom 4:22
A3: N'neng 3:11
A4: Zumu 6:33


A5: Mbembe Moan 5:02
B1: Kulu Man Tara 3:57
B2: Bekono 5:42


B3: Ma Yi Bo Ya 3:03
B4: Nkul Ngoe 7:07




カメルーン出身のパーカッショニスト Biboul Darouiche を中心に結成されたパーカッショングループ Voodoo Gang による84年作。独名門 Enja から発表された作品で、アフリカ由来の打楽器アンサンブルを土台にしながら、単なる伝統音楽の紹介には留まらない洗練されたアフロコンテンポラリー作品に仕上がっています。グループは83年結成で、この時点ですでにヨーロッパのジャズやワールドミュージックの文脈と強く接続していたことがうかがえます。

土着的なリズムの熱をしっかり残しながらクリアな音像なので、楽曲の意図がわかりやすいんです。複数のパーカッションが折り重なって進んでいくのに音像は重たく濁らず、それぞれの打点やうねりがきちんと際立っています。ゆったりしたグルーヴの曲でも、奥では細かくリズムが絡み続けていて、ただ気持ちいいだけで終わらない緊張感がります。さらにアコースティックギターや開放的なメロディが加わることで、打楽器主体の作品にありがちなストイックさがやわらぎ、ジャズリスナーにも届きやすい作品。熱量は高いのに押し切るだけではなく、ちゃんと構成されている。そのバランスがとてもいいです。

だからこの作品は、アフリカ音楽としてもアフロジャズとしても聴けますが、どちらか一方にきれいに収めるには少し豊かすぎます。伝統と現代性、打楽器の荒々しさと録音の洗練、その狭間を行き来する感触こそがこの盤の肝。Enja から出ていることにも納得の、土着とコンテンポラリーが高い濃度で同居した1枚だと思います。ドイツ盤。


Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08670
販売価格
2,800円(税込)
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