Not On Label | 410 251 | GER | 1984 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Sunrise 4:04
A2: Desirée 3:40
A3: Ambrosia 4:09
A4: Gliding Across The Water 3:30
A5: Sunday 4:00
B1: Roman 4:08
B2: Roxy 4:49
B3: Do Do Do 3:20
B4: Memories By The Sea 2:58
B5: Olympia 4:28
B6: The End 2:20
ルーマニア出身ドイツ拠点で活動するギタリスト Erlend Krauserの84年に自主リリースされたソロ1作目です。若い頃にはルーマニアのロックバンド Phoenix に在籍し、その後ドイツに移ってソロやスタジオ仕事を重ねてきた人物。後年は James Last のバンドでも活動していてメロディをきれいに弾き切るギタリストとして知られていますが、この作品にはその原型がかなりはっきり出ています。
フュージョンやインストポップの枠に置けるのに、ただ上手くて気持ちいいだけでは終わらない楽曲群が肝。ギターはもちろん前に出てきますが、技巧を見せるために走るというより曲の中にやわらかく線を引いていく感じ。本人がプログラミングや鍵盤を含む多くのパートを自分で演奏していて、そのせいか全体のまとまり方にも“ギタリストのアルバム”というより“ひとりで音の景色を組み立てた作品”の雰囲気が感じられます。音づくりには80年代らしい透明感がありますが冷たくはなりすぎず、どこか人の手のあたたかさも残っています。
メロディをきれいに弾くタイプの奏者ですが、この盤ではその“きれいさ”が甘すぎる方向へ行きすぎないのも聴きどころ。輪郭はなめらかでも音の置き方には少し翳りがあって、ただ爽やかなだけではないんです。そこがこの作品を単なる80年代インスト物と少し違うものにしています。ソロ1作目らしいみずみずしさと、スタジオ志向の丁寧さがうまく混ざり合う1枚だと思います。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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