Sunset Hills Hotel / Sunset Hills Hotel (LP)

Interface | YF-7127 | JPN | 1987 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+


A1: Night Flight
A2: Cafe On The Wave


A3: Sweet Reservation
A4: 6:30 P.M. Breeze


A5: West Beach Drive
B1: Transit Airport
B2: Purple Rose Good-Bye
B3: On The Second Honeymoon
B4: Long Distance Call


B5: Her Sunset Smile


この作品は、87年に日本コロムビア傘下の Interface からリリースされた“Imagination File”シリーズの一作で、名義は Sunset Hills Hotel。同年には続編的な『Sunset Light Cocktail』、さらに鈴木茂名義で『Reservation Calendar』も残されています。つまり単独の固定バンド作品というより、ホテルやラウンジ、リゾートの情景をひとつのコンセプトとして束ねた、スタジオ主導のプロジェクトとして捉えるのが自然です。

いわゆる国産フュージョンや環境音楽として分類されがちですが、音自体は実際にはもう少し雑種なところが聴きどころ。音の肌触りは80年代らしく整っていて、シンセやリズムの分離もよく、ラウンジ、AOR、ニューエイジ、フュージョンが気持ちよく溶け合っているのですが、ただのBGMとして流れていかないのは、情景の作り方に少しだけ人工的な過剰さがあるから。南国、黄昏、プールサイド、夜景といったイメージがかなり意識的に配置されていて、その“演出された快適さ”が逆にこの盤の個性になっています。上質だけれど無機質すぎず、ロマンティックだけれど甘すぎない。その絶妙な観光感覚がいいです。

国産バレアリックや和製ラウンジフュージョンの流れで再発見されやすい盤ですが、80年代日本の“洒落た生活空間の夢”がそのまま音になったような作品で、完成された名盤というより時代の空気をとても上手く閉じ込めたコンセプトアルバムとして光ります。都市生活の延長にあるリゾート幻想を、音だけで一度きれいにパッケージした1枚です。日本盤。


Sleeve: シュリンク/スレ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
Include: ライナー/ステッカー帯
型番 SMS-08579
販売価格
3,400円(税込)
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