Nakama Records | NKM002LP | NOR | 2016 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
A: Vita 19:46
B1: Aria Prefix M- 5:55
B2: Forms & Poses 6:03
B3: Chidori 7:27
ノルウェー出身のベーシスト/作曲家 Christian Meaas Svendsen のソロ2作目は、2016年に自身主宰の Nakama Records からリリースされたコントラバス独奏アルバム。タイトルどおり「身体」と「楽器」の接続をテーマにした4曲構成で、録音場所が面白く、オスロのヴィーゲラン廟と臨済禅センターという、残響と空気の違う空間で録られています。ミックス/マスタリングは Christian Obermayer。
ソロ・ベースの技巧披露とは逆で、派手な超絶よりも弓と指/呼吸/足元の重心移動みたいな微細な情報が、時間の流れとして立ち上がってくるタイプ。反復フレーズが効きつつ、即興の揺らぎで音の輪郭が少しずつ変わるので、聴感はアンビエントに近いのに芯はあくまでジャズの身体性にある仕組み。つまり「静か」だけど、決して背景化しない静けさです。冒頭の長尺曲A1「Vita」)が看板で、ここで残響を味方にして空間を彫る感覚が一番伝わのでは。
ECMの透明感や、第四世界、静かな即興、現代音楽寄りの耳で探している人に刺さる1枚。小さめの音で「音の奥行き」を拾うほど気持ちいいソロ盤です。ノルウェー盤。
Sleeve: スレ/クスミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ/A面冒頭に周期チリ/B1に小さくキズ
Include: ライナー