Milestone Records | SMJ6244 | JPN | 1978 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | ゲートフォールド
A1: Everyday, Everynight 4:55
A2: Samba Michel 4:08
A3: The Hope 3:39
A4: Five-Four 3:32
A5: Walking Away 4:55
B1: I Just Don´t Know 3:56
B2: In Brasil 3:50
B3: Las Olas 4:23
B4: Blues Ballad 1:54
B5: Overture 2:56
B6: Why I´m Alone 4:39
ブラジル出身、60年代後半に渡米して以降はジャズ/フュージョンの現場で評価を固めたシンガー Flora Purim。78年にWarner Bros.からリリースされた作品。共同プロデュースに夫の Airto Moreira が名を連ね、アレンジ面で Michel Colombier の関与も影響大きい作品です。
参加陣がまた強烈で、George Duke、David Sanborn、Marcos Valle、Alphonso Johnson、Harvey Masonほか、西海岸〜NYの一線級が曲ごとに顔を出す仕組み。ただし主役は“豪華さ”ではなく、あくまで Flora Purim の声そのもの。メロディを歌うのと同じ熱量で、スキャットや声の粒立ちをリズムに変換していくので、伴奏がいくら分厚くても視線がぶれません。都会的なコンテンポラリーフュージョンの設計で進みつつ、随所にブラジルの身振りが残るのが肝で、英語圏のマーケットへ寄せながらも土台が消えない強さ。結果、ラテン・フュージョンとしてもAOR寄りの聴き方としても成立する、絶妙に“ど真ん中を外した”着地になります。
ブラジリアンの看板を背負った作品というより、70年代末のUSフュージョンの中でブラジルの歌がどう更新できるかを提示した1枚。Flora Purim の変幻サイケデリアを、制作側がちゃんと受け止めて形にしたアルバムです。日本盤。
Sleeve: スレ/クスミ/リングウェア
Media: ごく薄くスレ/概ね良好
Include: 日本語ライナー