HWYL | HWYL 2 | UK | 1988 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Patience 3:23
A2: Mr Silence 3:14
A3: Persian Tale 5:30
A4: Never Mind 4:20
A5: Don't Disturb The Slumber 2:34
B1: Filmzene 4:56
B2: Castle Tune 4:09
B3: Levitation 3:35
B4: Open Mind 3:01
B5: Rough Draft 2:43
B6: Brindle 4:21
ベルギーのギター/リュート奏者 Gilbert Isbin が、ハンガリーの多弦ギタリスト Sandor Szabo、同じく打楽器奏者 Balazs Major と組んだトリオ作。88年リリース。“アコースティックなのに宇宙的”という言葉が、いちばん素直に当てはまる1枚です。
基本はギター×ギター×パーカッションの室内楽的アンサンブル。でもやっていることはフォークの延長ではなく、音の層を薄く重ねて奥行きを作る、かなり現代的な発想。A1「Patience」は薄鳴りの打音(ウドゥ系の質感)と、クラシカルでエスニックなフレーズが静かに噛み合って、いきなり空気が整う曲。A3「Persian Tale」は奥まった音像でファジーに鳴るバッキングと、鉄弦のきらめきが二重露光みたいに美しい。B2「Castle Tune」は“一音で掴む”メロディと複雑なアレンジの両立が見事で、B3「Levitation」では歯切れ良いタブラ的グルーヴに謎めいた旋律が乗って、聴き手の重心だけふわっと浮きます。全11曲収録。
Ralph Towner 的な一音必殺と、Egberto Gismonti 的な不可思議さ。その両方を、過剰に飾らず淡く濃いまま提示する名盤。最後まで集中力が途切れません。UK盤。
Sleeve: スレ/ヤケ/クスミ
Media: ごく薄くスレ/ごく軽微なチリノイズ
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