Gary Peacock / December Poems (LP)

ECM Records | ECM 1119 | GER | 1979 | M: VG+ / VG+ | JK: VG


A1: Snow Dance 7:20


A2: Winterlude 5:58


A3: A Northern Tale 6:12
B1: December Greenwings 7:40
B2: Flower Crystals 5:04


B3: Celebrations 9:49


USアイダホ州出身のベーシスト/作曲家 Gary Peacock。Bill Evans や Albert Ayler を経て、後年は Keith Jarrett Trio でも知られる名手ですが、『December Poems』は“ベース1本でどこまで語れるか”に振り切ったソロ作品。1977年12月にオスロの Talent Studio で録音、ECM から1979年にリリース。エンジニアは Jan Erik Kongshaug。曲は全曲Peacock作曲。基本はソロ・ベースで進みますが、Jan GarbarekがA2とB1に参加し、サックスとのデュオがアルバムの景色をスッと変えます。

派手な技巧ではなく、音の配置と実直で男気のあるベースが肝。低音で支えるというより1音ごとに間合いを決めて、空間の重心を移動させていく感じ。ソロなのに独り言にならず、むしろ聴き手の呼吸を整えてながらも真っ直ぐに染み入るサウンド。そこに Jan Garbarek の乾いたサックスが切り込んでくると、会話が始まったように音の輪郭が立ち上がります。

音数よりも「間」が語る、透明度の高い音像に内省が溶け込み、冬景色のような冷気と温度が滲み合う1枚です。ドイツ盤オリジナル。


Sleeve: スレ/クスミ
Media: スレ/静音部にごく軽微なチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-07275
販売価格
3,800円(税込)
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