La Fabrica Magnetica | E-007 | SPA | 1990 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Simurg 3:00
A2: Arión X 2:00
A3: Albea 2:30
A4: Creideiki 16:32
B1: Arión I 2:00
B2: Draco 4:00
B3: Cielos Del Sur 4:00
B3a: Rigil Kentaurus
B3b: Lagoon Nebula
B3c: Argo Navis
B4: Idril Kelebridal 12:30
90年代初頭にマドリードで活動していたスペインのエレクトロアコースティックデュオ Fomalhaut。メンバーは Manuel L. Vargas と Oscar Muñoz の2人。活動初期に制作された作品で、シンセサイザーと音響処理を軸に実験音楽とアンビエントの狭間を静かに行き来する1枚です。
旋律よりも音の質感や配置。電子音は明確なリズムを持たず断片的に現れては滲み、空間そのものを形成します。派手な展開やドラマ性は抑えられ、室内楽的エレクトロアコースティックらしい緊張感と静けさが混じるサウンド。タイトルが示す「魚の目」のように、感情を映すというより世界を淡々と観察する視点が貫かれています。
ニューエイジ的な甘さとも純粋な実験音楽の硬さとも距離を保ち、聴き手に解釈を委ねる余白が大きいのがこの作品の肝。90年代初頭のスペインにおける電子音楽の静かな一断面としても興味深い作品です。スペイン盤オリジナルプレス。A4に薄くヘアラインあり、小さく周回プチノイズが出る箇所あるので、若干ディスカウントします。
Sleeve: スレ/クスミ/薄く折れ箇所あり
Media: スレ/静音部にごく軽微なチリノイズ/A4に細かくヘアライン箇所があり小さく周回プチノイズあります
Include: ライナー