Wind Sung Sounds | WSS-1003 | US | 1980 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A: Emergence 23:40
B: Communitizing 22:22
USワシントン州ロングビーチを拠点に活動する作曲家/フルート奏者 Larkin こと Sturgis Larkin Stentz の80年作。アンビエントやニューエイジの文脈で独自の評価を築いてきた人物です。本作は彼の代表作であり、ゴールドディスクを獲得した最も知られたアルバムでもあります。
タイトルが示す通り、この作品の中心にあるのは「海」の感覚。フルートやシンセサイザーがゆるやかに重なり、旋律は主張するというより波のように寄せては返すサウンドが特徴。リズムは極力抑えられ、時間の流れそのものが音楽になっていく印象。ニューエイジと呼ばれることの多い作品ですが癒し一辺倒ではなく、音の配置や間の取り方に作曲家としての意識がはっきり感じられます。
環境音楽やアンビエントとして聴くと非常に分かりやすく、集中して耳を澄ませるとフルートの息遣いや和声の揺れが細やかに見えてくる。背景音としても成立しながら、聴き込む余地も残した1枚です。US盤オリジナル。B面冒頭に薄くキズあり周回プチノイズあるのでディスカウントしてあります。
Sleeve: スレ/クスミ/リングウェア
Media: スレ/静音部にごく軽微なチリノイズ/B面冒頭に細かくキズ箇所があり周回プチノイズあります
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