A&M Records | SP-3617 | US | 1974 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Body Heat 4:18
A2: Soul Saga (Song Of The Buffalo Soldier) 4:54
A3: Everything Must Change 5:57
A4: Boogie Joe The Grinder 3:06
A5: Reprise: Everything Must Change 0:59
B1: One Track Mind 6:10
B2: Just A Man 3:30
B3: Along Came Betty 4:45
B4: If I Ever Lose This Heaven 4:50
作編曲家/プロデューサーとして長いキャリアを持つ Quincy Jones の74年に発表したアルバム。当時すでに映画音楽やジャズの世界で確固たる地位を築いていた彼が、70年代半ばのブラックミュージックの新しい潮流──ソウル/ファンク/ジャズ/AOR──をまとめて呑み込み、自身の美学で再構築した名盤です。
大胆なホーンアレンジと分厚いストリングス、そして温度の高いグルーヴ。やはり作品として「過剰になりすぎない豪華さ」の扱いが抜群で、楽器は多いのに雑味が一切ないんです。ミディアムテンポのソウル、ジャズ寄りの展開、ファンクのうねり、AORのメロウさが自然につながり、70年代中期の黒人音楽の空気をそのまま封じ込めたような質感。参加ミュージシャンには Al Jarreau、Leon Ware、Minnie Riperton など豪華メンバーが名を連ね、演奏の説得力もさすが!の一言です。
官能的なのに上品な絶妙バランス。ソウルやファンクの入り口としても、Quincy Jones の多面性を知る一枚としても最適だと思います。US盤。
Sleeve: スレ/クスミ/シワ
Media: スレ/全体的に軽微なチリノイズ
Include: オリジナルインナースリーヴ