Eroc / Zwei (LP)

Brain | 0060.007 | GER | 1979 | VG+ / VG+ | JK: VG- | ゲートフォールドスリーヴ


A1: Nebelwelt 3:05


A2: Ein Unhöflicher Anfang 1:17
A3: Aktuelles Vorwort 0:30
A4: Der Traum Vom Wald 9:02


A5: Lied Von Der Brücke 0:23
A6: Toni Geht Nach Boelerheide 4:29
A7: Geleerte Worte 1:16
A8: Bemep - Mope 2:00
A9: Kleine Freude 1:03
B1: Prof. Erwin Senkelfuss 0:50
B2: Sonnenfluch 4:02
B3: Herr Von Schwabulahn 2:55
B4: Das Irrsinnslied 7:23
B5: Eine Erkenntnis 0:10
B6: Ich Bin Ein Lachen... 4:23


B7: Sternenwelke 2:00
B8: Ein Höflicher Abgang 3:56


ドイツのドラマー/エンジニア Eroc こと Joachim Heinz Ehrig の76年ソロ2作目。Grobschnitt のメンバーとしても知られていますが、本作ではバンド的ダイナミズムよりもテープ操作、フィールドレコーディング、シンセサイザーの反復を用いた“音そのものの遊び”に焦点を当てています。

ドイツ70年代らしいアナログシンセの躍動、ミニマルなエレクトロニクス、カットアップ的編集、そして奇妙なユーモアが折り重なる奇怪な構成。リズムトラックがしっかり存在する曲もあれば、ほとんど環境音のように漂う断片的なパートもあり、実験性の中にも“聴けるバランス”が保たれているのが特徴。Eroc らしい遊び心が満載で、前衛的になりすぎない親しみやすさがあるあたりはドイツ産ならでは。

クラウトロックの自由精神とホームレコーディング的な手作り感が絶妙に混ざっていて、音の素材を組み替えながら新しい風景を作り出す感覚は、後のアンビエントや電子音楽にもつながる要素を含んでいて、時代を超えて楽しめる柔らかい実験性を持った一枚です。センターレーベルがオレンジなドイツリイシュー盤。


Sleeve: スレ/クスミ/シワコーティング剥がれ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微のチリノイズ
Include: ---
型番 SMS-08192
販売価格
2,800円(税込)
購入数