RCA Camden | SCL1-2337 | SPA | 1975 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Berimbao 5:46
A2: Manha De Carnaval 2:27
A3: O Pato 2:32
A4: Samba Para Vinicius 1:55
A5: Preciso Aprender A Ser So (Versión Cantada) 3:45
B1: Mulher Rendeira 5:26
B2: Agua De Marzo 3:36
B3: Voce Abusou 4:13
B4: Preciso Aprender A Ser So (Versión Guitarra) 3:45
ブラジル出身でスペインを拠点に活動したギタリスト/コンポーザー Jayme Marques の75年作。タイトルどおり“ポップに開かれたブラジル音楽”を提示した作品。ボサノヴァやサンバのエッセンスを軸に、ヨーロッパのポップ感覚を取り入れた独特の軽やかさが魅力です。
アコースティックギターの優しいタッチと、ホーンやストリングスの洗練されたアレンジ。リズムはしなやかで陽気すぎず、どこか上品な落ち着きも。Jayme Marques のギターは常にメロウで歌心がありながらも、音数を抑えた余白の美しさがあります。都会の午後の光景にも、海辺の風にも似合うサウンド。
ブラジル音楽の持つリズムの喜びを損なわずに、スペイン的な哀愁を織り込んでいる点がポイント。国境を越えた感覚が自然で、異国の風景が音の中にゆるく溶け込んでいます。聴くたびに気分がゆるみ、肩の力が抜けていく。穏やかな幸福感に包まれる1枚です。スペイン盤オリジナルプレス。
Sleeve: スレ/クスミ/裏面に書き込み
Media: 薄くスレ/局所に軽微なチリノイズ
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