Sound Aspects Records | SAS 4015 | GER | 1989 | M: VG+ / VG+ | JK: VG-
A1: Intro - Interlude 8:15
A2: Nowhere Even After I 3:01
A3: Long Goodbye 14:13
B1: Nowhere Even After II 4:25
B2: Sound Interlude 5:39
B3: The Dice 11:23
B4: Nowhere Even After III 5:05
USコルネット奏者 Butch Morris。即興演奏と指揮を融合させた独自の手法 「コンダクション」 を生み出した音楽家。その思想がより静かで内省的な形で表れたのが、この作品。89年リリース。ジャズや現代音楽といった枠組みを超えています。
本作では、ストリングスやピアノ/管楽器が点描のように配置され、音のあいだに広がる“余白”が深い印象を残します。Butch Morris は指揮者でありながら演奏者たちと一体となり、即興の流れを呼吸のように導いていきます。録音というより、その場の空気を閉じ込めたような生々しさ。
構造より感情、完成より瞬間を大切にする姿勢が、一音一音から伝わってきます。静かな時間の中で、自分の呼吸まで音の一部になるような感覚を味わえる1枚です。派手さはありませんが、聴くたびに心の奥が少し澄んでいくように感じます。ドイツ盤オリジナル、背表紙に抜けあります。
Sleeve: スレ/クスミ/背表紙に抜け
Media: 薄くスレ/局所に軽微なチリノイズ
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