ECM Records | ECM 1044 ST | GER | 1974 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A: Prologue - Love, Love
B: Images - Eternal Worlds - Epilogue
USトロンボーン奏者 Julian Priester。Miles Davis や Sun Ra のバンドを渡り歩き、ジャズの“内と外”を行き来した稀有な存在。1974年、エレクトリック・ジャズが熱を帯びていた時代の産物。ジャケットのデザインは内藤忠行、Herbie Hancock の「Mwandishi」でシンセのプログラミングをしていた Pat Gleeson がプロデュース。
20分を超える長尺トラックが片面1曲ずつ収録。退屈とは無縁です。エレピやシンセ、エフェクトをまとったホーンがゆっくりと層をなし、リズムが螺旋のように上昇。音は水流のようにうねり、アフリカ的な生命感と宇宙的な静けさが同居する音場の中、トロンボーンが人間の声のように語りかけてきます。
ジャズが「思考する音楽」になった瞬間の記録ともいえる時代性を孕んだ1枚。派手さはないが、じっと耳を澄ませば、音の奥に“祈り”のようなものが確実にそこにある。70年代エレクトリック・ジャズの中でも内省的で美しい作品。ドイツ盤オリジナルプレス、表面に書き込みあり、B面冒頭に小さなキズあり小さくボソッと周回ノイズあり(試聴確認)。
Sleeve: スレ/クスミ/オモテ面に書き込み/局所にコーティング剥がれ
Media: スレ/静音部にチリパチノイズ/B面冒頭に小さくキズ(試聴参照)
Include: ----