Touche | TOU 9402 | NTL | 1994 | M: VG+ / VG+ | JK: Generic
A: Paper Moon 11:42
B1: Tracktion 9:25
B2: Squeeze 8:48
90年代中期から後期にかけてハウスといえばUS/UKモノだった国内インフラも、段々とそれに影響を受けた他国、とりわけ欧州各国のハウスミュージックが独自に発展した結果「はみ出したもの」が少しづつ日本にも輸入されるようになりました。ちょうどその頃にテクノ/ハウスの垣根を越えて「はみ出したもの」として話題になったのがオランダ産ハウス。独特のクオンタイズによるシャッフル感が魅力で、既存の曲とBPMビッタリにミックスしてもグルーヴ自体が上手くミックスされない、などと言われていました。
その中でも特に活躍したのがこの Touche （トゥーシェと読みます）というレーベル。そしてこの曲のプロデューサーでもある Dobre こと Gaston Steenkist と、Jamez こと Alex Dijksterhuis の2人。多数の名義で多くの作品を残していますが、この 51 Days もそのひとつ。94年リリース。
ギロを使ったマンボのようなイントロからとんでもなくディープな世界に展開していくA「Paper Moon」は超名曲。出音も◎。タム回しでシャッフルさせるグルーヴB1「Tracktion」、低空グルーヴでもっさり気味なのにグルーヴが意外とパンピンなB2「Squeeze」など全3曲。何よりA面。何度か再発も出ているのですが、この盤は94年オリジナルオランダプレス。ウチの貧弱なシステムでもわかるくらい音が違います。持つなら、この盤。ぜひ良い音響装置で再生してください。
Sleeve: プレーンスリーヴ/オリジナルステッカー/スレ/クスミ/シミ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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