Schiu! | SLP 007 | PRG | 1985 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Agora
A2: Tu Gitana
A3: Entrudo
A4: Tarkovsky
A5: Escandinávia Bar
B1: Década De Salomé
B2: Benditas
B3: Galinhas Do Mato
B4: À Proa
B5: Alegria Da Criação
ポルトガル国内で左翼活動家としても知られる闘う音楽家 Jose Afonso の85年作。このアルバム制作時に Jose 本人は病床に伏せていたらしく、最期の時まで完成が間に合わなかった作品を、同郷のアーティスト Julio Pereira がプロデュース、Janita Salome、Antonio Emiliano、Carlos Zingaro、Jose Mario Branco などポルトガル国内屈指の演奏家が完成させた、という特別な遺作。
レベルでありポリティカルでありながらも楽曲自体は思わせぶりな暗さはなく、むしろどちらかといえば一般庶民と一緒に「希望」「生」を共有するかのような、広がるように明るく気持ち良い楽曲多め。アフリカの風A1「Agora」A4「Tarkovsky」、シリアスで壮大なコーラスA3「Entrudo」、ピュアで爽快B3「Galinhas Do Mato」など全10曲。港町らしく様々な国の音楽的影響を感じつつも、ポルトガルの風土に満ちたウェットで抜けの良い音楽性が光る1枚です。素晴らしい。ポルトガル盤オリジナル。
Sleeve: スレ/クスミ/薄く折れ
Media: 薄くスレ/全体的に軽微なチリノイズ
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