Curtom | CUR 2008 LP | US | 1990 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Homeless 7:30
A2: Got To Be Real 4:44
A3: Do Be Down 4:03
A4: Who Was That Lady 4:53
B1: On And On 3:40
B2: He's A Fly Guy 4:56
B3: Don't Push 4:30
B4: I Mo Git U Sucka 4:59
70年代ニューソウル運動の立役者の一人、Curtis Mayfield の90年作。当時から熱心に聴いていたファンの方や、それこそ70年代の メッセージ性の強い重厚な楽曲を好む人には、あまり好意的には受け取られなかったであろう事は容易に想像できる、打ち込みの音が主体の作品。
不穏なシンセと打ち込みリズムに、ホームレスの嘆きをファルセットでシリアスに歌い上げるA1「Homeless」、バシッと打ち込むスネアが80年代らしくも、変わらぬメロウなヴォーカルA2「Got To Be Real」、ヴォコーダー入るエレクトリックなバックトラックに、Curtis らしい歌い回しがハマるB4「I Mo Git U Sucka」など全8曲。
確かに打ち込みになって「時代っぽい音に寄せた」と思うことももちろん自由ですが、例えば何かが変わったとしても1人の人間が音楽にかける想いなんていうのはそう簡単に変わるはずがないんですよね。このアルバム後のライヴでの不慮の事故によって半身不随となってしまったのは周知ですが、そう考えてこのアルバムを聴いたとしても、発するメッセージをもっと聴きたかったって思ってしまいます。USオリジナルプレス。
Sleeve: スレ/クスミ/ヤケ
Media: 薄くスレ/静寂部にごく軽微なチリノイズ
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