VeraBra Records | vBr 2048 1 | GER | 1990 | M: VG+ / VG | JK: VG+
A1: Pageant 6:26
A2: Hand In Hand 6:00
A3: King Font 5:29
A4: Riding On The D Train 2:29
A5: Beneath An Evening Sky 5:02
B1: Chihuahua Dreams 5:04
B2: Urumchi 4:16
B3: Les Douzilles 7:25
B4: Bombay Vice 4:51
B5: Pageant (Epilogue) 1:52
ギタリスト Ralph Towner、ウィンド奏者 Paul McCandless、ベーシスト Glen Moore、そして Collin Walcott 亡き後に加入したインド人パーカッショニスト Trilok Gurtu の4人による無国籍音楽集団 Oregon の90年作。マスタリングでUS巨匠エンジニア Bob Ludwig が担当。
くぐもったパーカスのゆったりグルーヴとキラリと光るギターA2「Hand In Hand」、Paul McCandless のリードが映えるA5「Beneath An Evening Sky」、Nancy King のキラーなスキャットとスウィンギーなヴォーカルB1「Chihuahua Dreams」、80'sなベッタリシンセと Trirok Grutu のスキャット混じるインディアン・シンセ・ジャズB2「Urumchi」、Ralph Towner の一撃必殺なメロディメイク冴え渡るB3「Les Douzilles」(これぞOregon!)など全10曲。
時代に寄った音なことは否めませんが(だからと言って悪いわけではなく)、これだけのベテランが揃っていながらも試行錯誤と確信の狭間で揺れ動く様を見ると、まだ Collin Walcott の事での傷心が見えてしまうようで心が揺さぶられる気がします。ですが、それを知らずともこのアルバムは毒がありつつ美しい従来の Oregon サウンドの魅力があふれていて、凡百のフュージョンではないことが聴けばわかると思います。
ドイツ盤、盤質良好です。
Sleeve: スレ/クスミ/薄くリングウェア
Media: 静寂部に若干のチリパチ箇所あり/概ね良好
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