EMI | XEMCB-7008 | BRA | 1974 | M: NM / NM | JK: VG+ | ゲートフォールド
Corações Futuristas
A1: Palácio De Pinturas 4:37
A2: Jardim De Prazeres 4:53
A3: Celebração De Núpcias 4:22
A4: A Porta Encantada 2:24
A5: Scheherazade 2:01
Academia De Danças
B1: Bodas De Prata 4:50
B2: Quatro Cantos 4:31
B3: Vila Rica 1720 1:59
B4: Continuidade Dos Parques 2:59
B5: Conforme A Altura Do Sol 2:50
B6: Conforme A Altura Da Lua 1:50
ブラジル音楽界の至宝 Egberto Gismonti の74年リリースの作品。ドラムに Robertinho Silva、フリューゲルホーンで Marcio Montarroyos、フルートで Nivaldo Ornelas などそうそうたるメンツによる、めくるめくスピード感で混沌と展開するブラジリアン曼荼羅。この緊張感が半端ない。A面は次作のタイトルにもなる組曲「Corações Futuristas」。ミステリアスなストリングスとヴァイオリン、セレッシャルな女性ボイスが昇り詰めるA1「Palácio De Pinturas」、ヴォコーダーのようなヴォイスとヒプノティックなギターが未来感を醸すA2「Jardim De Prazeres」、そしてB面はタイトルでもありバンド名でもある「Academia De Danças」。美しく透明感のあるピアノとヴォーカルと自然音が優しく妖しく漂うB1「Bodas De Prata」〜B2「Quatro Cantos」、土着的なインディアン・フルートとプログレッシヴな楽曲との組み合わせが斬新な早すぎるジャズ・ロックB6「Conforme A Altura Da Lua」など息もつかせぬ全11篇で構成される組曲2曲収録。エレクトリック・マイルス期のサウンドとブラジル音楽の先進性がとんでもない方向に向かいだす頃の初期作品。言葉が追い付かないほどの独走。プログレのファンの方にも是非聴いてもらいたい。素晴らしいです。
