Warp Records | PUP LP1 | UK | 1995 | M: VG+ / VG+ / VG+ / VG+ | JK: VG | ゲートフォールド | 側面にダメージ(写真参照)
A1: Raxmus 3:03
A2: Bolt 1 0:27
A3: Barbola Work 6:42
A4: Bolt 2 0:27
A5: Psil-cosyin 10:32
B1: Chase The Manhattan 5:42
B2: Bolt 3 1:36
B3: Tahr 3:08
B4: Bolt 4 1:06
B5: Further Harm 6:18
C1: Nommo 6:53
C2: Bolt 5 0:22
C3: Pot Noddle 7:13
C4: Bolt 6 0:42
C5: End Of Time 3:44
D1: Utopian Dream 6:00
D2: Bolt 7 0:17
D3: Frisbee Skip 5:25
D4: Chesh 6:03
Ken Downie、Ed Handley、Andy Turner の3人からなるテクノ・ユニット The Black Dog の95年リリースの名盤。エレクトロニック・ミュージックの名門 Warp Records から。機械的な荒っぽい音とクリアなシンセ、どこかシニカルなサウンドプロダクションによる、非常に純度の高いインテリジェント・テクノ・ミュージック。闇雲にダンス・グルーヴじゃないところがいいんです。不穏なブレイクビーツから跳ねるようなパーカッショングルーヴに展開するA3「Barbola Work」、音の透明度でレイヤリングを創るA5「Psil-cosyin」、今の音にもリンクするスローモー・グルーヴC1「Nommo」、美しいメロディの変則ブレイクビーツC3「Pot Noddle」、ハープの音程が不穏なアンビエント・トラックD4「Chesh」など、挙げればキリがない全19曲。後のPlaidもそうですが、とにかくこの偏執狂的にクリスタルなサウンドメイクが魅力。雨後の竹の子のように出てきた90年代初頭のテクノのアーティストの中でもズバ抜けて美しい音色。本当に素晴らしいアルバムです。