Hungaroton | SLPX 12799 | HUG | 1985 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
A1: Piano Phase 12:23
A2: A Pók Halála + Sírfelirat 15:51
B1: Duett 7:40
B2: Octet 17:34
ハンガリーはブダペストの現代音楽家グループ、Group 180の85年リリースの作品。曲名を見てもわかる通り、A1「Piano Phase」とB2「Octet」は巨匠Steve Reichの作曲であり、このアルバムでもアドバイザー的立ち位置で参加。時間軸と共に聴きどころが変わっていき、絡み合い離れながら音の重なり具合でモアレを起こしていくミニマル・ミュージック。とはいえ不思議なもので、例えばメンバーのピアニストBéla FaragóがコンポーズしたA2「A Pók Halála + Sírfelirat」や、同じくメンバーのAndrás Soósの声楽を用いたB1「Duett」を聴くにつけ、どこかフワッと牧歌的で、他の欧州音楽とは違う、「ジプシー音楽」を元にしたような哀愁を感じてしまうのは、やはり元は東に故郷を持つハンガリーという国柄なのでしょうか。全4曲収録。85年というハンガリー民主化直前の混乱から生まれたこの作品に、戦って勝ち取ってきた「自由」の謳歌を垣間見ます。