Tropical Music | LP 68.043 | GER | 1990 | M: VG+ / VG | JK: VG
A1: Cité Tango 2:40
A2: Pia-Sol-La-Sol 4:50
A3: Largo Tangabile 6:50
B1: Persecuta 2:40
B2: Windy 3:38
B3: Moderato Tangabile 3:27
B4: Chant Et Fugue 6:44
アルゼンチン出身作曲家/バンドネオン奏者にしてアルゼンチンタンゴ筆頭 Astor Piazzolla が、自らの壁を破るためにイタリアへ向かい、地元のミュージシャンと活動を行なっていた時期の記録。77年作。この盤は90年リイシュー盤。イタリアということもあり、「Stop Bajon」でもお馴染み Tullio De Piscopo がドラムを担当。
これまでのタンゴをイメージして聴くとびっくりするはず。深い哀愁と情熱はそのままに、シネジャズのようなスリリングな展開を見せるA2「Pia-Sol-La-Sol」、シリアスなイントロからスケール大きく展開していくA3「Largo Tangabile」、テクニカルなドラムとプログレなアンサンブルB2「Windy」など意外な全7曲。
欧州映画音楽の気怠さとアグレッシブさを持ち合わせたピアソラ異色作。元々欧州生まれのバンドネオンが移民と同じくしてアルゼンチンに渡ったルーツを思えば、この寄せ具合はごく自然のことなのかもしれません。ドイツ盤後発プレス。
Sleeve: スレ/シワ/薄くヤケ
Media: ごく薄くスレ箇所あり/概ね良好
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