Slow Supreme / Flesh w/ Granada (12"single)

Jazid Collective | JAZID 002 | NOR | 2000 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+

A: Flesh 6:08


B: Granada 7:15



結構マジでダンスフロアでは一世を風靡した、この太極拳ジャケ。今や Todd Terje とも並ぶくらいメジャー感のあるノルウェーのプロデューサー Lindstrom こと Hans-Peter Lindstrom の2000年の仕事なんです。これって意外ですよね。作風からはイマイチわからなかったりします。

同郷の Prins Thomas や Todd Terje、Bjorn Torske などなどノルウェー出身者の紡ぐサウンドは一癖も二癖もありつつ、北欧らしい牧歌的な「抜け」や「緩さ」が感じられます。そしてそれと同時に重要なのがジャズの影響。60'sや70'sの音楽の持つ北欧らしいサイケデリック感と同様のフィーリングが、シンセやデジタルで洗練されていてわかりづらくはあるのですが、欧米とは違う音のキャラクターとなって「北欧らしさ」として個々の作品に表出されている気がします。

もちろんこの盤も然り。Slow Supreme 名義での Lindstrom の音は、ズバリ「フュージョン」。2000年付近はいわゆる「フューチャージャズ」が台頭してきた時期、この盤のレーベル Jazid Collective は「Jazid Club」というジャズクラブを経営していたこともあり、Slow Supremeとレーベル の音楽的指向性がフューチャージャズの持つ多様性とうまく合致したのかもしれません。

A面「Flesh」は冒頭のギターやマリンバのようなシンセの揺れるようなディレイっぷり、もっさりしたオルガン、表と裏のリズムの落差がある強いディスコグルーヴ、そこはかとないアシッド感などなど言葉にすると混沌ですが、フュージョンの持つ清涼感を忘れていません。

そしてそして、やはりこの曲ですね、B面の「Granada」。もちろんスペインはアンダルシアにある都市の名前ですが、果たしてどこにその街の空気があるかは不明です笑 (言われてみればエキゾティックなメロディではあるかもです)。横に揺れるつんのめり系先ノリなハット/ブラシと地を這うような重心低いグルーヴが、明らかにブラジリアンなグルーヴに影響されています。そしてグーーーっとためてためて軽快なオルガンが入ってきてダンスグルーヴに展開していき、一気に走り抜ける7分弱。後半にスネアが打ち始めてグルーヴが強くなるのも良いですよね。音数が極めてシンプルゆえ、フュージョンの持つ洗練と清涼感が保たれています。

いくつものダンスフロアを彩ったであろうこの1枚、一目見ると忘れないインパクトのジャケット含めなかなかに名盤です。2000年リリースってことは、、もう21年前っていう事実にいつもビックリします。良い曲は残るんですね。

Sleeve: ペラジャケ/薄くスレ/クスミ/背表紙に5センチ程度の抜け
Media: 極薄くスレ箇所あり/概ね美盤良好




型番 SMS-05910
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