Masabumi Kikuchi 菊地雅章 / Aurora

Rhizome Sketch | RZF1001 | JPN | 1989 | M: NM | CASE: VG+

1: Aurora (Part I) 15:25


2: Aurora (Part II) 13:02
3: Aurora (Part III) 13:01


4: Aurora (Part IV) 13:20



ジャズ・ピアニスト 菊地雅章 の89年リリースの怪盤。名盤「Susto」「One Way Traveller」を制作後にNYの自宅に篭り、シンセサイザーを極限的にまで用いたいわゆる「リアルタイム・シンセサイザー・パフォーマンス」の研究に没頭、80年代後半にはその手法を用いた通称「六大」と呼ばれる漢字一文字のアルバム(地/識/空/風/水/火)を発表、そしてこの「Aurora」が続けてリリースされたようですが、これだけの情報インフラの中で珍しいくらいになかなか情報が出てこない作品(とはいえ近年再発でました)。ちなみにこの「六大」もなかなか市場で見ません。10分越え長尺曲4曲で構成、時折いまで言うグリッチのようなパルス音で拍らしきものはとれます。わずか2音のシンセ音の伸び縮みとインプロで構成されているので4曲とも代わり映えしないのですが、逆にこの達者じゃない感じのシンセ使いと2音のみの音構成が、音楽家 菊地雅章の強烈な個性とヒューマンな人間味、やりきれないくらいのメランコリーを炙り出しています。いやはやしかし、聴こうと思って聴いていない時にすごく効きますよ。クセになる系。

Case: 薄くスレ
Media: 良好





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