Shigenkai Court Gagaku Orchestra 紫絃会 / 舞楽 春鶯囀一具

Victor | SJL-57 | JPN | 1973 | M: VG+ / VG+ | JK: NM | ゲートフォールドジャケット

A1: 壹越調調子
A2: 遊聲


A3: 序


B1: 颯踏
B2: 入破
B3: 鳥聲、急聲



自国のものではあるのですが、下手すると他の国の伝統音楽よりも馴染みが薄く、触れたことがある人も少ないのではないか、と思います。宮内庁式部職楽部の演奏家で構成される雅楽集団 紫絃会(雅楽紫絃会)による、舞楽の中でも大曲として知られる「春鶯囀一具」を、安倍季巌 監修のもと録音された貴重な1枚。1973年リリース。どうやら鶯の鳴き声を曲に写させたものであるらしいのですが、単純に音色などから感じる猥雑と高貴、ドローン上での旋律による静謐と激情、ダイナミックな大太鼓などの現代音楽にも通底する世界観や、中国/朝鮮/インド/ペルシャなどの音楽文化の影響が垣間見えることに少し驚きます。世界最古のオーケストラ「雅楽」、千年も前のものに触れると、歴史というより全く別世界に感じてしまう「日本」が逆に新鮮。音から溢れ出るエネルギーをまっすぐに感じてみてください。

Sleeve: 極美品/帯(良好)
Media: 若干のチリパチあり





型番 SMS-05729
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