Not On Label | 1383 | FRA | 1986 | M: VG+ / VG+ | JK: NM
A1: Lever Du Soleil
A2: Engrenage
A3: Amertume
A4: Rêve De Voyage
A5: Il
B1: Vent D'est
B2: Désaccord Imparfait
B3: Devant La Guillotine
B4: Dissonant
B5: Dans Le Désert
形はヴァイオリンに似ていて、クランクを回してホイールが回り弦を擦ることによって音が出る中世ヨーロッパの古楽器 ハーディ・ガーディ。その楽器を操るフランス出身 Remy Couvez の86年リリース作品。この楽器、弦は3本で1本は旋律弦で2本は共鳴弦。なので音はそのまま共鳴弦のドローンとミステリアスな旋律のレイヤードが基本、そこにエレクトリックなシンセやパーカッションが加わってモダンなアンサンブルになるという仕組み。シンセにはプログレ畑のシンセシスト Bernard Coutelan、パーカッションで Jean-Marc Quillet が参加。いきなり音を消す謎の展開A2「Engrenage」、むせぶハーディガーディに薄くリズムがのるA4「Rêve De Voyage」、パーカッションも入るB1「Vent D'est」、E2E4のようなリフで展開するB2「Désaccord Imparfait」など全10曲。ハーディ・ガーディ自体の哀感備える音質や、むせかえるるほどエキゾティックな無国籍感に、中世欧州のデカダンな猥雑と高貴が見えます。
Sleeve: 極美品
Media: B面に対して若干のお椀型ワープあり(トレースに問題なし)/盤状態は美盤