Philips | 6558 001 | NTL | 1973 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
A1: African Sanctus 3:03
A2: Kyrie 2:38
A3: Gloria 7:11
A4: Chant "Deo Gratias" - Credo 5:10
A5: Piano Solo (Interlude) 3:43
A6: Et In Spiritum Sanctum 4:32
B1: Crucifixus 6:10
B2: African Sanctus 4:10
B3: The Lord's Prayer 3:48
B4: Chant "Qui Tuum Est Regnum"
B5: Agnus Dei - Kyrie 10:07
B6: African Sanctus - Gloria 3:12
Nonsuch レーベルの Explore シリーズや数々の映画などのフィールドレコーディングでも名前を見たことがあると思います、UKの民族音楽学者で作曲家でもある David Fanshawe がアフリカ北東部でフィールドレコーディングした素材を持ち帰り、編集/オーバーダブを施した作品。73年。チャントとパーカッションなどのアフリカンミュージックとオペラのような荘厳なコーラス、ロック/ジャズなアンサンブルとが入れ替わり立ち替わりで展開していく、なかなかに変わり種。完全にどこの音楽かわかりません。ダイナミックなロックな要素が入るA1「African Sanctus」、パーカスとチャントのコラージュに唐突にコーラスが刺さるA5「Chant "Deo Gratias" - Credo」、アフリカン・フォークの素朴さとロックのダイナミズムの融合B1「Crucifixus」など全12曲。文明と土着が結びつくUKらしいシニカルさもありつつ、音楽としての可能性にもチャレンジする、なかなか無いタイプの1枚です。
Sleeve: 側面にスレ/ゲートフォールドジャケット
Media: 良好