Dubtribe Sound System / Do It Now (2×12"single)

Imperial Dub Recordings | IDR 038 | US | 2001 | M: VG+ / VG+ / VG+ / VG+ | JK: Generic

A: Do It Now (Extended Version)



B: Do It Now (Deep Tech Version)
C1: Do It Now (Ibizzare Remix)
C2: Do It Now (Vocal Dub)
D1: Do It Now (Bonus Beats)
D2: Do It Now (A Capella)

政治的な街、サンフランシスコ。そこでパンクロック好きなアウトサイダーとしてモッシュピットの中で多感な時期を過ごした1人の青年、Sunshine Jones。そして夜が明けるまで踊り明かす相方、Moonbeam Jones。この Sun と Moon のユニットが Dubtribe Sound System。Sound System という名の通り、実際にバンに機材を積み込んでいろんな街でライブを繰り返していたそうです。サイケデリック・バスさながらですね。

どちらかというと初期の作品は、パーカッショングルーヴとアシッドサウンド、どこかトランシーなシンセとイリーガルな空気漂うウェストコーストノリの強い楽曲だったのですが、さてこの「Do It Now」、後に欧州No.1ハイプなハウスミュージックレーベル「Defected」にもライセンスされるほどの、大大ヒットヴォーカル曲なんです。前歴から見たら意外ですね。でも聴くと、その理由を簡単に理解することができます。要するに「良い曲」なんです。

しっくりくるリアリティのあるBPMのビートの上を静かに音が増えていき、ドラマティックに展開するA「Do It Now (Extended Version)」。ベースの入るタイミング(その入る直前のオカズもまた◎)、グイッと腰を落とすグルーヴ、高揚感のあるメロディ、そしてメッセージ。ダンスフロアでかかるためのシンプルにして最大の重要な要素が見事に詰まった、素晴らしい1曲。これぞハウスミュージック!的魅力満載です。もっとグルーヴがドライブするB「Do It Now (Deep Tech Version)」、スパニッシュギター加えたC1「Do It Now (Ibizzare Remix)」、ダブやアカペラ含む6曲収録2枚組。

ハウスって、やはり大きな音で!みたいな聴かれ方をすることが多いと思うんです。いや、踊らせてナンボでしょ!みたいな。そこにしか存在価値が重視されない感じが往々にしてありますよね。ですが、誤解を恐れずに言えば「様式美」のような類型的な美しさに準じたハウスは、例えそれが小さな音でも何かしらの気づきを感じることができると思うんです。そしてそれは、この楽曲も然り。ぜひオリジナルピッチで無闇に大きくない音量で、自分が「良い」と信じる音の良い環境で聴いてほしいです。

Open up your mind
Listen to your heart
Leave loneliness behind
Come on, come on

Do it now

(歌詞より)


Sleeve: プレーンスリーヴ/スレ/クスミ
Media: 極薄くスレ箇所あり/概ね良好






型番 SMS-05913
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