GS Records | 20 919 | AUT | 1984 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
A: Der Fall Harrer 18:20
B1: Konzert Für Seltene Und Ausgestorbene Tiere 12:41
B2: Hommage À Doufi 7:05
オーストリアはウィーンで活躍するジャズ・トリオ Spontan Music Trio の84年リリースの作品。 メンバーはドラマー Helmut Kurz-Goldenstein、ピアノ/シンセサイザー Gus Seemann、サックスなどのリード楽器の Martin Wichtl の3人。乾いたシンセと細かく拍を変えて展開するドラム、シーン別でサックスやピアノがリードしながら時にミステリアスに、時にシリアスに、はたまたユーモラスに進んでいくコンテンポラリー/フリー・ジャズ。モーダルとエレクトリックを行き来しながら展開するA「Der Fall Harrer」、プリミティヴなリズムと透明感のあるシンセのB1「Konzert Für Seltene Und Ausgestorbene Tiere」、エレクトリックなインプロB2「Hommage À Doufi」の長尺3曲収録。ポイントはやはりシンセ使い。精神性という意味では少し違うのですが、音の系譜的にはこういう音が後のデトロイト・テクノにつながっていきます。フュージョンとは違う未来を夢見た正統派ジャズ。
