ECM Records | ECM 1017 ST | GER | 1972 | M: VG+ / VG+ | JK: VG | コーティングジャケット | ジャケットにスレあり | LCあり後発盤
A1: In Front 10:07
A2: Ritooria 5:50
A3: Lalene 8:30
B1: My Lady ; My Child 7:20
B2: Landscape For Future Earth 3:30
B3: Starbright 5:03
B4: Vapallia 3:51
B5: Semblence 3:00
ピアニスト Keith Jarrett の初めてのピアノソロで初めてのECM作品。72年リリース。この時代はまだマイルスのバンドに在籍中。しかもゴリゴリのエレクトリック・ファンクの時代。そんな中でこういう美しいソロ作品が世に出るっていうことは、やはりKeithの作品はManfred Eicherとの「共作」という意味合いが他のアーティストよりも強いことがわかります。もちろん人は同じなので笑 アタックの強さや優しさは変わらずですが、後年のECM独特の残響感もそこまで極端じゃない分、ピアノの素直な音が特徴的、しかも完全なる即興ではなく作曲した楽曲を弾いたものなのでまとまりがあります。後年につながるフォーキーなA1「In Front」、緊張感のあるバラードA2「Ritooria」、家族を想い演奏された美しいB1「My Lady ; My Child」、星が踊りだすように軽やかなB3「Starbright」など全8曲。やはりジャズというよりブルース。鷲掴みです。