Virgin | 207 322-620 | EU | 1985 | M: NM / NM | JK: VG+ | オモテ面にステッカー剥がし跡あり(写真参照)
A1: Hoomba-Hoomba 15:10
A2: Ilé 7:14
B1: My Gongoma 6:29
B2: Kinshasa 'M Boté 8:35
B3: Kiba 7:42
オランダの奇才鍵盤奏者 Jasper Van't Hof によるアフリカン・ニューウェーブ・プロジェクト Pili-Pili の85年リリースの作品。プロデュースは同郷のフルート奏者で知られる Chris Hinze。ヨーロッパではトップ・ジャズ・ピアニストだった彼を変えたのは、80年初頭の旅で中央アフリカを訪れた時からだそう。そこからこのプロジェクトへの契機となるアルバム「Pili-Pili」を発表、同路線でこのアルバムをリリースしたのですが、とにかくこのトライバルなビートと美しく爽快なピアノ、後に名曲「Batonga」でも知られるようになる女性ヴォーカリスト Angelique Kidjo も参加する飛翔感あふれるA1「Hoomba-Hoomba」が素晴らしい。アフリカ音楽が持つ壮大さと郷愁にも似た悠久の時の流れを感じるスローモー・バレアリック古典。ゆったりとしたパーカッションとアフリカン特有の泣きのメロディのB2「Kinshasa 'M Boté」、重たいビートとManfred Schoof のクールなトランペットのダンストラックB3「Kiba」など全5曲収録。Jasper Van't Hof によるワンフレーズのメロディの美しさが、何といっても肝。