EMI | 8E 072 40 480 | PRT | 1979 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+ | 盤質良好ですがチリパチあり
A1: Sabor De Blues
A2: Riffs
A3: Pregoeiros (Declamatória)
A4: Yusef
B1: Goa (Romântica)
B2: Multiplay
B3: Leve
B4: Cheiro Da Manhã / Raghunath (Devocional)
ポルトガルのサックス/バンブーフルート奏者 Rao Kyao の79年リリースの作品。様々な土地を旅して吸収した音楽性が前面に出た作品が多いですが、この作品（もしくはこれ以前の作品）ではジャズマナーなテナー・サックスの演奏が中心。とはいえアルバムタイトルでもわかる通り、例えばタンブーラのドローンの中をインプロで弾き倒すA3「Pregoeiros (Declamatória)」やB1「Goa」などのインド音楽への傾倒や、バンスリで浮遊感あふれる演奏を聴かせるB3「Leve」などはやはり旅で得た感覚を如実に音に変換させています。ポルトガルの夜の旅情を思わせるブルージーなA1「Sabor De Blues」、多重録音でサックス同士が激しく絡み合うB4「Cheiro Da Manhã / Raghunath (Devocional)」も素晴らしい。全8曲、シンプルだけど聴けば聴くほど力強く優しい。ぜひ、じっくりと。
